高校生になった息子。その息子との約束は毎日弁当をつくるということ。
しかもその約束をしたのは離婚したばかりの父。
本書著者でもあるその父はプロのミュージシャンでもある。
そんな父親が息子のために3年間作り続けた弁当。
親父が決めた弁当つくりのルールとは
- 調理の時間は40分以内
- 1食にかける値段は300円以内
- おかずは材料からつくる
の3つでした。
本書は親父がつくった弁当の写真がメインです。
つくり初めの頃はマルシンハンバーグなども使っていますが、日が経つにつれレベルがあがっていくのと
上記の通り、材料から作るとのルールを課したあとは、冷凍食品やできあいのおかずを使わずすべて手作りしているのがすばらしい。
しかも彩りにもこだわり、赤青黄をとりいれ配色にもこだわっています。
また、弁当の紹介の合間には弁当にまつわるエピソードが多く書かれてもいます。
- 歴代弁当箱
- 愛用の調味料
- 100均で揃えた優秀な仲間
- 冷凍室の使い方
などです。
歴代弁当箱については、わっぱにこだわっています。
ミュージシャンという職業柄地方公演も多い著者。そんな時も弁当箱探しや地元ならではの調味料をみつけてきています。
息子さんとの対話も面白い
弁当と食べた息子さんからは時々メールで感想が届くそう。そんな弁当を通じた親子の対話もいいですね。後半には息子さんからみた弁当ライフ。そして最後には息子から父への手紙などもあります。
これだけ、毎日手作り弁当を食べていたら、身体にも、親子関係もよくなる事でしょう。
本書は弁当つくるノウハウとしても参考になりますし、どう弁当づくりを楽しむかということでも参考になります。
これから中学高校へはいるお子さんをお持ちの方にとって参考になる一冊だと思います。
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