自分を変えるノート術 by 安田 修 ~ノートに書き出すことで頭の中が整理できる 【読書記録】

書評

最近はスケジュールやタスク管理もデジタル化されており、仕事中の記録もパソコンでメモに残すのが当たり前になってきています。ただ、特にデジタルメモはPCの中にデジタルのごみを増やしているだけで、メモを活かせていないように感じていました。
そこで、ノートをよりうまく使えないかと改めて考えており、何冊かの本を読んでみました。
今回、紹介する本もその中の一冊です。

本書の著者は、日本生命にお勤めしていましたが、ノートの力により起業した方になります。
ノートを使っての「一人合宿」を行い、頭の中を整理することができ、自分のやりたいことが明確になったそうです。
そんなノウハウを学びたいと本書から学びたいと思います。

本書は次のように構成されています。

第1章 ノートに書くことの効果
第2章 一人合宿のやり方
第3章 ノートの使い方 基本編
第4章 ノートの使い方 テクニック編
第5章 実験とベイビーステップ

では、各章で印象に残った箇所を紹介しましょう

ノートに書くことの効果

普通の人は頭の中だけで結論を出すことはできない。
一人合宿ではぐるぐるまわっているワードをノートに書きだすことで、頭の中にスペースを作り出します。
ネガティブなことは繰り返し書くと無意識に刷り込まれてしまうので、書くのは一回きり。逆にポジティブなことは、何回も繰り返すことで脳に定着します。
ToDoを見える化するために、「やるべきこと、やりたいこと」を全部ノートに書き出しましょう。

一人合宿のやり方

雑務をしない、人に会わない環境を用意して、ノートに書きながらひたすら考える
一人合宿のコツは、とにかくノートにたくさん書くこと

考えることは5種類

  1. 将来のビジョン
  2. 悩んでいること
  3. アイディア出し、企画
  4. 頭の整理、プレゼン準備
  5. フリーテーマ

ノートの使い方 基本編

本書で伝えたいのは、「考える」ためのノート術
空いた時間に30分、カフェや自宅などでノートを開けば、それで効果はでます。
自分の考えは分けずに1冊にまとめる
著者愛用はツバメノート A4 白無地:A5009
特別なルールはないが、唯一のルールは各ページに書き始めるとき、ページの最上部に必ず日付と時間、タイトルを書くこと
書いたことを読み返すことはまずない。ノートは見せるものではなく、頭の整理をするものなので、きれいに書く必要は全くない。
ノートを書くときに意識すること

  • 誰にも見せないと決める
  • 正しいことを書こうとしない
  • 結論を出そうとしない
  • 大量に書く
  • 楽しむ

ノートの使い方 テクニック編

この章では、著者がこれまで試して特に効果的の感じたテクニックを紹介しています。

  • マインドマップで頭の中を見える化する
  • バレットジャーナルで考えた事やToDoを「・」を使って箇条書きで書いたり、×やレなど印を使って表現する
  • ポモドーロテクニックでタスクが完了しなくても25分が経過したら強制的に休憩する

実験とベイビーステップ

大切なのは実験思考。ノートで得た気づきを行動に変えてみる
あるテーマについて一人合宿でノートを使って考えたら、次の日にはもう行動を起こす。このくらいのスピード感が最適。
30分を確保してノートに向き合うとあなたの人生は本当に変わり始めます。ただ、そのあと何も行動しなければ、やはり人生は元に戻っていきます。
いきなり大きな計画を練るのではなく、まずは小さな一歩で前に進みながら、徐々に大きく考えるようにしましょう。
あとは行動あるのみ。スケジュール帳を開いて、一人合宿の予定を書き込みましょう

まとめ

本書で私が感じたのは、まず頭の中にあるものを全部書き出すということ。それにより頭にスペースが生まれ、また新しいことを色々考える余地が出来ます。
また、一人合宿というのも真似したいと思いました。
あとは、最終章にあるようにまずは初めてみることが大事かと思いました。

ノートを活用してみようと考えている方は本書も参考にされてはいかがでしょうか。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました