今回紹介するのは精神科医 樺沢紫苑氏の時間術に関する本です。
時間術に関する本は色々ありますが、著者が精神科医だけあって、脳のパフォーマンスを最大限ひきだすことよって時間当たりの生産性を最大化するための方法について書かれた本です。
2017年に書かれた本ですが、今回初めて読んで大変参考になりましたので、紹介したいと思います。
今回、読んだ本はこちらです。
なぜ、最初に「神」がつくのか?
それは、樺沢紫苑氏が、毎日の執筆活動で年間3冊の本を出版するだけでなく、メルマガ、youtube、Facebook、ブログの更新をしつつも病院診療やセミナーや講演という膨大な仕事量をこなしており、それにも関わらず、映画鑑賞や外食、海外旅行も楽しむ生活を送っています。さらに、しっかり毎日7時間睡眠をとっているという「神がかった時間術」での生活をしているからです。
そんな樺沢氏も若い頃は毎日の残業に追われ、精神科医がストレスで病気になるという経験をされ「時間術」を変えたという経験を持っておられます。
本書では「人生を変えるには時間術を変える」ということのため、樺沢氏のノウハウが紹介された本となっています。
本書の構成は次のとおりです。
序章 最高の人生を手に入れる「神・時間術」4つの原則
第1章 脳の機能を最大に生かす集中力の高め方
第2章 朝の時間を最大に生かす脳のゴールデンタイム術
第3章 昼の時間を最大に生かす午後のリセット術
第4章 夜の時間を最大に生かす運動&睡眠リセット術
第5章 仕事の時間を最大に生かす時間創出仕事術
第6章 自由時間を最大に生かす自己投資&リフレッシュ術
序章ではまず「神・時間術」の4つの原則について述べられています。
本書全体を通じて書かれている事は、「集中仕事」を朝にもってくるということです。
昼からはパフォーマンスが落ちてくるので、適切なタイミングでの「休息」や、疲れた脳に「有酸素運動」でリセットするなどの原則がかかれており、その具体的なやり方が第2章以降にて紹介されています。
最初に書かれているのが朝の脳のゴールデンタイム術となります。
まず、「朝のスッキリ」を手に入れるには
- 朝シャワー
- カーテンを開けて寝る
- リズム運動
- よく噛んで朝食をとる
など、まず身体を目覚めさせる方法がかかれており、次に朝の時間を最大に生かすために、
始業直後の30分に最も重要なことをもってくることと述べられています。
では、それは何かというとまず重要なのが「時間の割当を決める」こと、もっとも集中力を要する仕事は午前中に優先的に処理をすることと述べられています。
次は、昼以後の時間術です。
昼の時間術の基本は、いかに集中力をリセットするかにかかっているそうです。
リセットの方法として
- 外出ランチリセット術
- 仮眠
- 運動・場所替え・休憩によるリセット術
などを紹介されています。
夜の時間は「運動によるリセット術」です。
運動のやり過ぎはいけませんが、ある程度の運動をることで朝と同じように集中できるそうです。
また、交流による癒しや寝る前のクールダウンについても薦めています。
さて、時間術によって空いた時間には何をするのか?
ひとつは「自己投資」に使うということです。
自己投資によりスキルアップすれば、今までと同じ仕事をより短時間で片付けることができますので、そうするとさらに自由時間がうまれるというよいスパイラルが生まれてきます。
では自己投資はどうすればいいのでしょうか。
それは自分のメインスキルを磨くことに自己投資することで時間を効率化し、大幅な時間創出が可能となるそうです。
私は本書を読んで実践してみたのは、朝に集中してすべき仕事を寄せて、早く片付けるということ。
昼の時間は、仕事の区切りがつくたび、外の空気を吸い太陽の光をあび気持ちをリフレッシュさせるということを実践してみました。実際に効果があがっていることが実感できます。
今後は本書に紹介されている寝る前2時間のリラックスタイムを実現したいと思いました。
このように本書には、時間パフォーマンスを上げる方法が細かく紹介されています。
とても実践的だと感じましたので、時間を有効活用したいと考えている方にお薦めの本でした。
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