マッキンゼーのコンサルタントからDeNAを立ち上げた南場さん
本書の帯には「経営とは、こんなに不格好なものか。だけどそのぶんおもしろい。最高に。」と書いており、裏側の帯にもわが社の歴史はひどい、と書かれている。
しかし、そんな事は無い。
それよりも新しいサービスを立ち上げる。
競合に追いつき追い越す。
その間の資金繰りや集った個性的なメンバーの活動など
どんどん読み進める面白さのある本だ。
南場さん自身の新潟の厳しい父親に育てられ、どうやって東京に出てきたか、
そして、どうやって海外留学できたのか、
そしてマッキンゼーへ就職するまでのストーリ、こちらも楽しめる。
南場さんも凄いが、それまでのキャリアを捨てDeNAに集った人達もすばらしい。
それだけ魅力的な事業であり、南場さんが魅力的な経営者だったのだろう。
世の中に価値を提供する。そのために自分が何が出来るのか?
と、言う事を改めて考えさせられた一冊でした。
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