先日、トークイベントに参加しました。
元NHKキャスター牛窪万里子さんとサラリーマンから起業された大杉潤さんによるトークイベントです。
その時の様子はこちらから。
牛窪万里子が語る「新しい働き方」への道 〜 書店でのトークイベントに参加。発声のミニ講座もあり多くのものを得られた!
先日知り合いの大杉潤さんがプロデュースするイベント 牛窪万里子が語る「新しい働き方」への道 に参加してきました。 平日は木曜日の夜19時開始のイベント。 会場はこちらの2Fです。 こども本の専門店と言いながら、イベントスペースのような場所です。 1Fではドリンクも出してくれて、今回初めて訪れましたが、大変気に入りました。 大杉さんは元々銀行にもお勤めで、2年前の11月に起業、独立された方です。
この時イベントの時、牛窪さんの著書を購入しました。
ビジネスマンにとって、プレゼンをはじめとし、人に物事を伝えるということは多くの場面であるかと思います。
本書はそんなビジネスマンにとって、どう自分の声を武器にして伝えるか。
そのために時に声の使い方について解説している本です。
仕事ができる人は「声」が違う! | ||||
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本書は以下の5章で構成されています。
第1章 成功している人ほど、一度聞いたら忘れられない「声」を持つ
第2章 仕事ができる人は「自分の声」を見つけている
第3章 仕事ができる人は「声の出し方」がひと味違う
第4章 仕事ができる人は「声」を上手に使い分ける
第5章 仕事ができる人は「ビジネスに効く声」を保つためにケアをする
第1章では、元ジャパネット社長の高田さんやSMAPの中居くん、明石家さんまなど決してきれいではない声、一方イチローや本田圭祐、福原愛など声にハリがあるアスリートやアナウンサーの声を例にとり、聞きやすさであったり相手に伝わるということが必ずしも美声でなくてもよいと言う事をいっておられ、声に自信がない読者に安心感を与えてくれます。
第2章では、自分の声の見つけ方。
ここでは、「自分の声を客観的に聞いてみる」ということを最初に言われています。
では、そのためにどうするかというと、「自分の声を留守電にいれて聞く」。「新聞を読んで録音する」など
また、男性の声は思っている以上に低くて暗い声になりがちだそうです。
そして明るい声を出す方法のひとつとしては「笑顔で話す」ということを勧めています。
この本ではいろいろなところにQRコードがあり、読み取るとそれぞれの声のアンプルや練習動画に移動することができます。
実際に声を聞くことできたり、練習のポイントがわかり実践的な本となっています。
第3章は実際に声の出し方の具体的なレッスン方法です。
ここでのポイントは「複式呼吸」と「ア」の音を極めるということ。
腹式呼吸についてもQRコードがあり、発声のお手本を実際に聴くことができます。
第4章では状況に応じた声の使い分け方の解説となります。
人前で話すとき、1対1で話すとき、やはり状況によって抑揚、テンポ、大小は異なります。
まずは、相手にどのように合わせるかということ、その上で「自分が相手にどう見られたいか」を意識した声や話し方を意識し、自分なりのベストボイスを見つけることを勧めています。
また、この章に電話での話しかたや子音の極め方など具体的な練習方法が書かれており、最後には練習問題もあります。
そして最後の第5章ではノドのケアの仕方についてです。
トップアスリートでも準備運動なしでいきなり本番には入れません。
声についても普段のケアと本番前のウォーミングアップの重要性について語られ、普段からどのようなケアをすればよいのかについて解説されています。
まとめ
私はプレゼンなど人前で話しをすることも多いのだが、声量もなく、声が通らないのが悩みであった。
本書は実際の練習方法やお手本などとの動画とも連動しており、すごくわかりやすく実践的な本である。
全部はすぐにできないにしても、できることから少しずつ実践してみたいと思う。
同じように人前で話すことが多くて、自分の声に自信のない方、またより効果的に話をしたいと思っている方にはお勧めの一冊でした。
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