陰日向に咲く by 劇団ひとり 【読書記録】

タイトルからおもわせるとおり、ちょっと日が当たらない人を内面から描く短編集。
第一話はホームレスに憧れるサラリーマン。
わざわざホームレスっぽい服を作って週末ホームレスするか?
そして、そこで出会うホームレス。これが中々たいしたもん。やられたって感じです。
第二話は売れないアイドルを応援し続ける少年。その応援する気持ちの描き方が一途な少年の心を表現しています。
第三話は合コンで知り合った男にもて遊ばれるフリーター。
もて遊ばれた事を友達に相談するのですが、
この友達が・・・。やられたったって感じのオチです。
第四話目 ギャンブルで借金まみれの男。オレオレ詐欺で年寄りを騙そうとするのですが、
人の良さとマヌケさを面白く描いてます。
また、その職業が笑わせてくれます。
第5話目 家出した中学生の娘。浅草で出会ったお笑い芸人を目指す男。
ひょんな事からふたりは出会い場末の劇場で舞台に立つように。
一緒に舞台に立つが思いの違う2人。そんな2人はまた別れ別れに。
思いというのはいつかまた人を引き寄せるのか?
そんな事を感じさせる終わり方。
そして、この5つの話。ちょっとしたことで繋がりを持たせてます。
人を描きつつもお笑い小説なんかな〜。
ちょっとした時間にクスッと笑いたい時にオススメです。

 

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