ビジネス書作家の大杉潤さんとの対談形式のイベント第三弾
今回は、女優でもあり国立市の市議会議員である石井めぐみさんの登場です。
石井めぐみさんはこのイベントをプロデュースしている大杉潤さんと高校の同級生。
東京の郊外にある都立国立高校のご出身です。
国立高校は当時三多摩地区の都立高校では立川高校とならび最難関の高校。
私の中学時代の同級生のお兄さんが国立高校に通っており、文化祭にも行きましたが、とても雰囲気のいい学校でした。
さらに進学校であるにもかかわらず、なんと甲子園にも出場したことがある文武両道の学校です。
イベントの始まりは主催の大杉潤さんからのご挨拶
まずは大杉潤さんからのご挨拶。いつものように自分が本が好きであるということ。
そして、街から書店が消えていくのが寂しく、書店再生のプロジェクトの一貫として
このようなイベントを実施していることをお話しされました。
そして、会場となるブックハウスカフェ オーナーの今本さんのご挨拶です。
今本さんが経営するこの書店は一旦閉めることになったのですが、
このような場所を閉鎖するのはあまりにももったいないということもあり、
形態を変えて書店を経営されています。
大杉さんとは書店再生プロジェクトで出会い、今回のイベントの場となることに繋がっています。
石井めぐみさんが小さい頃夢中になったこと
さて、対談の始まりです。まずは石井めぐみさんの小さい時からのお話です。
石井さんは小さい頃から本の虫だったそうです。
テレビをみているうちにテレビに移される字をみて字が読めるようになり、
なんと1歳半くらいから本を読めるようになったとのこと。
小学2年生のときに初めて親からお金を持たされ買いに行った本が「不思議の国のアリス」
ただこの時、親からは話が一つしか入っていない本はダメだから返してきなさいと言われ、
悲しくて泣き叫んだそうですが、泣き止むまで30分だけ時間をくれといって、その間に
本をいっきに読み、書店に返却にいったという思い出もあるそうです。
女優となるきっかけ
最初のきっかけは高校の文化祭だそうです。文化祭で映画を1本とったそうですが、
終わった時に「女優になって大河ドラマに出る」と宣言したとのこと。
そして早稲田大学に進学。
ここでも高校のように学園祭でクラスでの出演を企画したそうですが人が集まらず、
やむなく学校内で暇そうにみえたシネマ研究会に出演を依頼。
交換条件としてシネマ研究会の映画に出演したそうです。
ところが、なんとこの時の自主映画「僕の青い鳥」がベルリン映画祭で賞を受賞!
これをきっかけに松竹映画『夜叉ヶ池』に出演したのが、女優デビューのきっかけだったそうです。
そして、当時国鉄のCMでテレビデビュー。
その後、噂の刑事トミーとマツでドラマデビュー。元々18話で芸者役での登場だったそうですが、この時の視聴率が良かったらしいのです。テレビ業界はゲンを担ぐ傾向があるらしく21話から婦警役としてレギュラー採用されたというのが面白いですね。
そして、この後オレたちひょうきん族に出演。この時に明石家さんまさんとの出会いもあり後々色々と支援していただくことにもなったそうです。
絵本の朗読
ここで一旦休憩を挟み、そのあとは、石井めぐみさんによる絵本の朗読です。
読んでいただいたのは「カーくんと森のなかまたち」
画面には絵本の絵を写すことで、石井さんが読むお話をのイメージが膨らんでいきます。
このお話は、森に住むホシガラスのカーくんが主人公。
カーくんは、自分には他の鳥が持つ美しい羽がないことはカッコよく飛べないことで
自分なんかいなくてもいいと思ってしまいます。
しかし、周りの友達たちの温かい言葉から自分の良さに気づき立ち直っていく物語です。
石井さんの朗読と美しい絵、そしてこの物語によりジーンとくる時間でした。
なぜ市会議員になったのか
石井さんはお子さんが障害児でした。
この時のお話は「笑ってよ、ゆっぴい」という本になっています。
そして障害児を育てる中での病院での同じ境遇にいる親との出会いがあったそうです。
障害児を持つということはどういうことか?
辛かったのは、人と会うとその瞬間に「子供がいない存在になってしまう」ということ
そこで、障害児を知ってもらうという活動を始め「てんしのわ」という障害児を持つ親の会を立ち上げました。
テレビで「ゆっぴいのばんそうこう」という単発ドキュメンタリー番組も放映されましたが、障害児を知ってもらう活動としてこの企画を色々なテレビ局に持ち込んだそうですが、中々受け入れられなかったそうです。
なぜフジテレビで採用されたかというと先ほどの「オレたちひょうきん族」で出会った明石家さんまさんのサポートが大きかったそうです。この番組はさんまさんがナレーターを務めていますが、なんとノーギャラで出演いただいたそうです。
そのあとは女性の自立を支援する「Women’s Labo」という会社を立ち上げるのです。
そして、高校時代を過ごした国立市に引っ越します。
国立市では、最初は女性支援に携わっていたそうですが、住んでみると色々なことに気づき、
ついに市政を考えるようになります。
そして周りの推しもあり国立市議に立候補。
見事当選され、市会議員と活躍することになったそうです。
石井めぐさんの今後について
最後は質疑応答の時間でした。
今後、何をしていきたいのか?という質問に対しては、
「私は私の使命を全うしたい」とのご回答。
仕事には①生活のため ②自分がやりたいこと ③人に乞われる仕事
の3つあるが、③に取り組んでいきたいとのことでした。
このイベントはドリンクが一杯付いているので、参加者の皆さんで最後は懇親会のような雰囲気に。
アルコールも入りリラックスした会話となりました。
最後は石井めぐさんと記念撮影しました。
私より先輩なんですが若く見えますねー。
それにしてもこの華奢な感じですごいパワーです。
そして、人に乞われる仕事をするというのがすごいです。
自分がではなく、いかに人に役に立つのか?
そのことについて考えさえられたイベントでした。
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