嫌われ者たちのリレー式コンテンツ会議 by はあちゅう イケダハヤト 箕輪厚介 渡辺将基 【読書記録】

書評

本書はnoteの共同編集機能により、4人が交換日記方式で書き進めた本です。

4人とは

はあちゅう(ブロガー・作家)
イケダハヤト(ブロガー)
箕輪厚介(幻冬舎 編集者)
渡辺将基 (SpotLight メディア編集長)

最初は3人だったのですが、途中で箕輪さんが渡辺さんに声掛けし4人になっています。

そしてこの4人が他のメンバーに質問を投げかけ、それぞれがそれに答える形式となっています。

その質問とは?

Q1:お二人の次の一手を教えてください(質問者:はあちゅう)
Q2:みなさんの時間の使い方が知りたいです(質問者:イケハヤ)
Q3:みなさん飲み会って意味ありますか?(質問者:みのわ)
Q4:コンテンツの企画やテーマ選びにおいて、最も大切にしている考えを教えてください(質問者:渡辺)
Q5:仕事場見せてください(質問者:はあちゅう)
Q6:あらためて「スランプ」の乗り越え方を教えてください(質問者:イケハヤ)
Q7:「やりたいこと」「当てること」どっちを優先する?(質問者:みのわ)
Q8:どこまで嫌われ者になれますか?(質問者:渡辺)
Q9:最近一番影響を受けた本(質問者:はあちゅう)
Q10:パートナー(妻・夫・彼氏・彼女)の存在意義って何ですか?(質問者:イケハヤ)
Q11:仲間にしたい人の条件!(質問者:みのわ)

それぞれの立場で質問に答えるのですが、仲が良いようで意見の違いなどもあり大変興味深い。
相手の質問に対する回答ということもあり、読者を意識していないのも面白いです。

私が面白いと思ったのが、Q3の飲み会について

箕輪氏が飲むのが好きで夜な夜な飲み会に参加するのですが、はたして意見交換や人脈作りになっているのか?ということからこの質問に至っています。

箕輪氏自身は飲み会で「これやりましょう」と盛り上がるらしいのですが、結局は翌日になるとそのとき話したことを全部忘れちゃっているそうです。

それに対し、はあちゅうさんは

私お酒ほとんど飲めないんですよねー。 だからそもそも「飲みましょう!」って言われたら「飲めないですけど、ご飯なら!」って感じなんですが。ご飯は行きます。

そしてご飯に行く時のルールとして、

●5人以上の飲み会は行かない

と、言っています。

イケダハヤト氏は、

夜に飲み会入れちゃうと、家で妻の美味しいご飯食べらないじゃないですか!論外ですよ、そんなもの

と、一刀両断。

そして、

そこらへんの居酒屋で飲み会やって仲を深めるというのは、サラリーマン的な発想なのですよ。

ぼくらは「自分で拠点を持って、自分のこだわり料理&お酒をもって、相手をおもてなしする」のです。

と返答します。

Q5.の仕事場については、それぞれ環境が違い面白いです。

はあちゅうさんが自宅マンションの1室での仕事場を紹介。
イケダハヤト氏が高知の自宅で環境変えながら仕事をしているのに対し、
箕輪氏は普通に会社勤め人のデスクの雰囲気。

面白いのは渡辺氏。
自宅で仕事することに妻に嫌悪され、パソコンを置いていたら机を捨てられ、地べたに座り椅子の上で仕事をしていたら椅子をひっくり返され、最終的には自分の部屋の電球を抜かれる始末。そして帰宅後に車でジョナサンに移動していたら車の鍵を隠されてしまったそうです。

このような形でクリエイティブな仕事をしている4人がそれぞれの質問に対しそれぞれの思いをぶつける形の本書。

それぞれ世の中にインパクトのあるものを出そうとしていて、そのために必要なこと、不要だと思うことなどが率直にぶつけられていて面白いです。

親しい者たちの間での本音トークでもあり、考え方も参考になり、
たいへん楽しめた一冊でした。

 

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