「ストーリーとしての競争戦略」で有名な楠木健 氏の読書に関する書物を読みました。
本書は日記となっているが、日記ではありません。
21冊の本を紹介、最後に楠木氏の読書スタイルについてのインタビューという構成になっています。
そして、紹介している21冊についても書評というよりも、
そこに書かれていることから戦略の解説につなげるなど学者らしいアプローチです。
それにしても選ばれている21冊についても
「一勝九敗」 柳井正著のような経営本から「レコーディング・ダイエット」 岡田斗司夫 著であったり
「日本永代蔵」 伊原西鶴著 などの古典までむちゃくちゃ幅広いです。
「レコーディング・ダイエット」 から戦略を語るセンスがまたすごい。
本の読み方はこういう読み方もあるのだと参考になります。
そしてその秘密は最後のロングインタビュー「僕の読書スタイル」で明確に。
仕事以外の本を年に300冊読むという著者。
子供時から体育は苦手だが、読書は好きだったそうです。
運動が好きな人が運動で汗を書くのが気持ちがいいように
読書で脳に汗をかくのも同じだと語ります。
著者が読んだ本から戦略というものをどう考えていくか?という思考法や読書法を学べた一冊でした。
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