早期退職者が会社を辞め、その後どのようなことをしたのか?
30人以上に取材して、その後の生活を紹介している本があります。
今回、読んだのはこちらの本です。
ですので、取材時期は2000年ごろ。今から約20年前です。
その頃の取材ですので、登場人物も昭和一桁から10年代生まれの方がほとんどです。
この時期のサラリーマンといえば、高度成長期を生き抜いたモーレツサラリーマンたち。
この時期のサラリーマンといえば、高度成長期を生き抜いたモーレツサラリーマンたち。
そんな人たちが会社を早期退職され、その後どんな生活をし、何を感じたのか。
これは、定年前世代の方には時代を超えて参考になります。
本書では取材をした方を、その後の生き方によって章ごとに分けて紹介しています。
構成は次の通りです。
第1章 それぞれの冒険
第2章 限りなき生命力
第3章 仲間たちよ!
第4章 本日”起業”
第5章 福祉に投じる一石
第6章 リタイア・ドリーム
第7章 海のかなたの活路
章のタイトルとおり、あらたな生き方をする人、仲間となにか始めた人、起業する人、福祉の世界に飛び込む人、若い時の夢を実現しようとする人、現役時代の海外経験を活かし、海外に飛び出す人
いろいろな生き方があります。
本書に書かれているのはうまくいった人ばかりではありません。
失敗談も多く書かれています。
一方、若い時には実現できなかったことを60にして実現しようとした人の話は楽しく読めます。
たとえば、テントを担いでの清貧旅行を始めた人。「体力」を考えると最後のチャンスじゃないかと思い実現しています。この方もその後の取材では、軽い脳梗塞を患い、旅を自重しているとのこと。
その方は「できるときに旅をしてよかった」と語ったそうです。
たとえば、テントを担いでの清貧旅行を始めた人。「体力」を考えると最後のチャンスじゃないかと思い実現しています。この方もその後の取材では、軽い脳梗塞を患い、旅を自重しているとのこと。
その方は「できるときに旅をしてよかった」と語ったそうです。
本書は文庫化のタイミングで、このようにその後どうなったかということも書かれています。
定年前世代で、これからどんな生き方をしようかと考えているみなさま。
一度本書を手にとって、30を超える生き方の事例を参考にしてはいかがでしょうか。
一度本書を手にとって、30を超える生き方の事例を参考にしてはいかがでしょうか。
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