10月読んだ本はわずか3冊。
年間累計66冊です。
なんとか80冊は読みたいですねー。
それでは、今月読んだ本を紹介します。
⒈ プロ弁護士の思考術 矢部 正秋著 PHP新書
弁護士という仕事を通じて学んだ思考の仕方を教えてくれます。
弁護士というと法律をベースに戦っているように思えますが、法律解釈だけでは、裁判に勝てないそうです。
若手弁護士はその辺を勘違いしている部分もあり、著者は若手弁護士に伝えいたいということで本書を書いてます。
弁護士に必要なのは、物事を抽象的ではなく、具体的に考えること。すなわち「具体的な事実」を解明し、「具体的な対策」を考えることという。
現実の世界では事実は不明確である。しかし、弁護士は事実が曖昧であっても対応はしなければならない。そこで時間が許す限り具体的事実を解明する姿勢が大切という。
弁護士の重要な資質のトップはオプション提案力」という。企業からの依頼についても弁護士が経営責任を負うわけではないから、経営者は弁護士に判断を依存できない。弁護士はあくまで選択肢を提供し、経営者が方針を決めるのである。
しかし問題を解決するオプションは数多いのにもかかわらず、世間は単純を好む。単純化の最悪の例が二分法という。
物事を二者択一の選択肢に分類してしまうこと。そういえば、小泉純一郎も郵政民営化賛成か反対かで分けてましたね。
オプションを考える際に最も大切なのは心構え。
人は困難に直面すると、他人を責めるか、自分を責めるか、運命を呪うかのいずれか。圧倒的に多いのは人のせいにするタイプ。しかし、大切なのは多数のオプションを発想することに意識を集中すること
まだまだありますが、このように思考の仕方をおしえてくれます。
⒉仕事ができる人はなぜワインにはまるのか 猪瀬 聖 著 幻冬舎新書
わたしもワインにはまってますが、決して仕事ができるわけではない。しかし世の中にはワインにはまり、それを仕事に活かしている人が多いらしい。
たとえ、ソニーの元社長の出井さん、楽天の三木谷さん、ソフトバンクの孫さんなど。
そういった人がなぜワイン好きになったのか、それをどうビジネスの場で活用するのかというエピソードの他、ワインの魅力やワインの作法などもわかりやすく書いてあります。
⒊1Q84 Book1
村上ワールドにすっかりはまりました。世界の終わりとハードボイルドワンダーランドや海辺のカフカとおなじように別々の物語がだんだんシンクロしていきます。物語の中に物語があり、大変魅力的な小説です。
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