軍艦島に上陸 ~ かつて5,000人以上が生活した島の迫力に感動 【2016年夏 長崎旅行②】

旅行記

長崎に行くたびに、一度は行きたいと思っていた世界文化遺産 「端島」は通称「軍艦島」として有名な島です。

今回の旅行でついに行くことができました。 いやー、その迫力には圧倒されました。

では、紹介しましょう。

 

端島(通称:軍艦島)とはどんなところ?

長崎港から南西に約18kmに位置する端島。 南北に約480m。東西に約160m。周囲約1,200mという小さな島。

良質な石炭が取れるということで、1890年に三菱が島全体と鉱区の権利を買い取り石炭発掘を行なっていた島。

島の半分は鉱場でしたが、残りの土地に社員寮や学校、病院を立てて、映画館やパチンコホールなど娯楽施設もつくり島内で生活のすべてがまかなえるようにしていたそうです。

そして、最盛期の昭和35年(1960)年には約5300人もの人が住んでいたというすごい島です。

 

軍艦島にはどうやって行けばいいのか?

軍艦島に行くためにはツアー会社に申し込むしかありません。

ツアー会社はこちらの5社のみです。

  1. やまき海運
  2. 軍艦島クルーズ
  3. 軍艦島コンシェルジェ
  4. シーマン商会
  5. 馬場 広徳

本来ツアーを比較検討してどちらにするかを選ぶべきなんですが、今回、予約しようとしたのが行く日の1週間前。

さすがに人気の軍艦島ツアー。すでにほぼほぼ予約はいっぱいです。

選択するよりも自分達が行きたい日時で予約をとれるかどうかを最優先にしました。

その結果、4のシーマン商会のツアーを予約することができました。

予約はインターネットからですが、私が予約したら次の瞬間には満席となりました。よかったー。

 

軍艦島上陸ツアーに出発

ツアー会社によって出発場所は異なります。

シーマン商会の出発は大浦海岸通り電停から海側にはいったところ。

実は、集合時間を勘違いしてやや遅れてしまったので、大慌ての乗船となりました。

 

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まったく余裕のない乗船でしたので、船の席は空いているところに座るしかありません。

ツアーに参加する場合は早めに行って、良い席を確保したほうがよさそうです。

出発すると長崎港を抜けていきます。海からみる長崎は造船業が盛んなこと、そして平坦な土地がないことがよくわかります。

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▼こちらは三菱重工の香焼工場。大型客船を建造中でした。

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いよいよ軍艦島へ

港を出て約40分過ぎ。島の近くに到着します。

ここでは乗客を半々に分けて上部のデッキから写真撮影をさせてくれます。

▼こちらが船の上からみた島の全体です。

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ひととおり写真を撮り終えたあたりで島に近づいていきます。

島は岸壁で覆われており、かつては多くの人が生活をしていた建物の様子も伺えます。

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▼ こちらはたしか病院と言ってました。

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▼こういった建物に何家族も住んでいたとは。 炭鉱労働者は収入もよく、家電製品なども各家庭が競うように揃えていたそうです。

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▼こちらは学校。一番上の7階が体育館だったらしいのですが、今は屋根が崩れ落ちたそうです。

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いよいよ上陸

船の接岸場所が1箇所のため、各ツアーの時間も微妙に異なります。

我々は今泊まっている船の出港を待っての着岸となりました。

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天候の関係などで接岸できない場合もあり、ツアー全体では上陸率は70%くらいだそうです。

今回参加された方の中には3回目で初めての上陸という方もいました。我々は1回目で上陸できてラッキーです。

▼ここの階段を下りて地下の海底炭鉱に入っていったそうです。ここもいずれ崩れるかもしれません

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▼こちらは7階建てのアパート

日本最古の鉄筋コンクリート造りの高層アパートといわれています。

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上陸可能な場所は決められてるので、見学コースはどのツアー会社でも同じです。

それにしても、夏の上陸は日陰もいっさいなく、照り返しもきつくむちゃくちゃ暑い。

ツアー会社が麦わら帽子を貸してくれたので助かりました。飲み物も必須です。

 

まとめ

ツアー参加者で集合写真を撮ったあとは長崎港に帰港します。

集合写真はツアー会社のブログに掲載されるので、販売されることもありません。

帰りの船内での冷たいおしぼりがありがたい。

それにしても港からこれだけの距離があるのに、これだけの資材を運びこみ、人が住む環境を作ったのがすごい。

廃墟となった今も昔の生活感を想像させてくれるすごい場所でした。

最後に上陸証明書をもらいツアーは終了。よい体験でした。

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