四角大輔氏は大手レコード会社プロデューサーとしてサラリーマン生活を送り7度のミリオンヒットを創出するという実績を出している。その実績からヘッドハンティングされ、2社のレコード会社勤め。ミリオン7回というのは両社併せての実績だ。
それだけの実績を出しながらも会社員生活をやめ、今はニュージーランドの湖畔の家に住み執筆活動や様々な企業へのアドバイザーなどの仕事を行なっている。
そんな四角さんが福岡に来ることを知ったのがイベントの1日前。予定をみるとちょうどその時間は空いている。
これはラッキーということで早速申し込み、参加してきた。
イベント概要
場所:TSUTAYA BOOK STORE TENJIN in 福岡 3F Startup Cafe
時間:13:00-15:00
内容:70分間トーク、20分間質問タイム、30分サイン&写真撮影
参加費:¥1,000
申し込みの時に12:30開場と聞いていたので、おおよそその時間に到着。
開場入り口にはこのような看板が掲げられていた
Startup Cafeは椅子の数の関係から早めに行かないとよい椅子の席がとれないし、下手すりゃ立ち見になってしまうのだ。
今回早めの到着が功を奏して一番前の席をとることができた。
でも開場しているにも関わらず、ステージでは四角氏がパソコンのセッティングをしていたり、これから食事を取る模様。
どうも段取り悪いなと思っていたら九州接近中の台風の影響で福岡への到着が大幅に遅れたそうだ。本人としてはひやひやだっただろう。トークでもラーメンを食べる時間が無かったといっていた(笑)
▼始める前のステージの様子
トークライブ開始
今回のトークライブは新刊「The Journey」発売記念イベントであり、共著の世界一周団体「TABIPPO」の方が司会進行を勤めている。
トークの導入は四角氏の本が日本で一番売れているのがTSUTAYA渋谷であり2番目が本日会場になっている福岡のこの店だという話でスタートした。
①人生の究極の問い
まず四角氏からは自分にとっての人生の究極の問いとして「あなたは何のために生きている?」質問があった。
うーん、こんなことすぐに答えられない、と思っていると周りの人もそうなのであろう。
四角氏はすぐに自分の考えを話しはじめた。そこで言っていたのが
- 究極の自由
- 何にも依存しない人生をデザインしたい – independent life
今回のトークライブはこの考えに行き着くまでのこれまでの自分の人生の紹介と今の生活、そして
そのためのサバイバル能力を身につけられるか? という話だったと思う。
②これまでの人生の紹介
続いては四角氏の幼少時代からの人生の紹介。
小さい頃から枠にはまらない子であったが人との関わりは苦手だったそうだ。
父親には釣りによく連れて行ったようで小学生の頃にはそれなりの腕前に。
この頃から水のそばというのが今の生活の原体験になっているというのが本日のポイントでもあった。
また、この頃衝撃を受けたのが地球儀をもらった時の日本の小ささだそうだ。
そして日本語はその小さな範囲でしか通用しないということに驚き英語だけは一生懸命勉強し、大学も英語、小論文、面接のみで入るところを選択している。
大学時代の写真はバイト代を貯めて買ったワゴン車であった。三菱のデリカだと思う。いかにもアウトドア仕様。
大学時代はこの車ですぐに海や川、湖に釣りに出かけ、クルマで寝泊まりしていたという話がもうすでに今のライフスタイルを連想させてくれる。
最初に入ったレコード会社ではまず営業に。赴任先は札幌を希望する。理由は休みにすぐ釣りに行けるから。
この頃にはサラリーマン生活は10年と決めていてニュージーランドに移住したいという気持ちを既に持っていたと。
それは、移住するために不可欠な衣食住を考えた場合、衣食はお金をかけずにもなんとかなるだろうと思えたが、住だけはお金を貯めておかないとということで、10年働いて蓄えようと考えたことによる。
結果、営業のあとプロデューサーとしてヒットも出し、別のレコード会社からヘッドハンティングされたこともあって、16年間のサラリーマン生活を送ることになったとのことであった。
③ニュージーランドでの現在の生活
今の生活は5割がニュージランド。2〜3割が日本、残りがその他の国という感じで、日本比率が減っているそう。
ニュージラーンドの住まいは湖畔のうち。そこのベランダからの日没、夜の満天の星、夜明けの動画など紹介してもらったが、それは美しく、音がない映像であったが、映像からでもそこの静けさが伝わるような景色であった。
基本は「早寝早起き」の生活。午前中は執筆など仕事。午後からはランニングやマウンテンバイク、スイミングを楽しむ生活を送っている。
アクティビティのメインはフィッシングである。。船の上でかかった魚と格闘する四角氏の映像もあったが、釣り上げた魚は両腕を使って抱えるほど大きな獲物。このような釣りをするためにもトレーニングは欠かせない。
食事は育てていたり近くの原生林で採ってくるフルーツやハーブ。これらでつくるコールドプレスのジュースや自分で釣った魚のハーブ焼きなど実にうまそう。
このような生活なので、8割は場所の制約を受けないが、2割は制約を受けてしまう。その一つが今回のようなトークライブ。もう一つが例えば、北アルプスでの登山取材など自分が行かないと進まない案件。あとは自分の目指す制約を受けない人生を送れているとのこと。
パッキングについてもほぼ物の選択は完成系に近づいているそうだ。こちらについても本を出す予定とのこと。楽しみだ。
実際に使っている道具については、四角氏の公式ホームページ内に載せてある。
面白いのは全て重量も記載されている点。
荷物は必ずバックパッキンングで機内手荷物にするため、可能な限り軽くするそうだ。その為に重量は非常に大事だそうだ。実際に見ていると全てg単位で重量が記載されている。
また、バックパッキングにする理由はスーツケースだと片手が拘束されるので、それがイヤなのだそうだ。
映像の紹介をしながらこのような話を聞いていたらあっという間に予定時間となった。
質問タイム
何人かが質問を行った質問タイム。
印象に残った質問は熊本から来た30歳の男性。世界1周したこともあり、自転車で日本縦断もしたことがあるという。今度アイルランドにワーキングホリデーで行くという。どうやったら海外生活で自分のやりたい事を見つけられるかという質問に対し、逆に四角氏は子供の時の記憶に残る旅は?など次々に質問。そこに答えていく質問者に対し、今の答えかたの時が一番目の色が違ったと指摘し、おそらく質問者が自分の気持ちの中に持っていたものであろう。それを引き出していくのは見事であった。
サイン会
終了後は、新刊「The Jouney」購入者への著者サイン。
あらかじめ購入していたので、2番目にサインを書いてもらう。
そして一緒に撮影。細いようだけどトレーニングしているだけあって、筋肉質であった。
▼今回頂いたサイン
▼本と配布されたフライヤー
こちらが今回の新刊。そして右側は当日配布された会員制コミュニティ型オンラインスクールの案内。
やはりwebなどでは伝えられない部分があり、このようなスクールを始めたそうだ。
▼Amazonはこちらから
まとめ
今回はイベントを前日に知り、たまたま行くことができたが、このチャンスを活かせてよかったと思えるイベントであった。
やはりライブで聴くと本人が伝えたいことは同じことを何度も繰り返して言っているし、話かたのトーンも違う。
四角氏の何にも縛られない人生を送るために日々何をしているのか、また、このような生活を送るようになったのは自分にどんな人生の原体験があったからだ、という点がよくわかった。
また、冒頭のあなたは何のために生きている?との質問も十分なインパクトをくれた。自分でも今一度考えてみたいと感じた。
四角大輔氏 公式ホームページ http://4dsk.co
コメント
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