夏休み中に観てきました。
物語はゼロ戦の設計者 堀越二郎と
小説 風立ちぬの作家 堀辰雄の話とかごっちゃにして
ひとつのストーリーを作ってます。
大正から昭和にかけての時代、これから第二次世界大戦に向かって行く
日本を美しい映像で描いています。
ジブリのアニメは本当に細かいところまで美しい。
そして、冒頭の飛行機のシーンはいかにもジブリらしい表現の仕方。
また、関東大震災の地面が揺れだすところの描き方はアニメならではの表現。
ストーリーとしては、飛行機にほれ、設計者になろうとした主人公の二郎が
しっかり自分の目指す飛行機を作って行く一途な気持ちを描いており、
その姿を見ると、もういちど自分が何をしたいのか、何に向かって行きたいのか
改めて考えさせられました。
やや、気になったのは喫煙シーンが目立つこと。
当時の日本はあんなもんだったと思いますが、なんとなく強調されすぎて
いるのが気になった点です。
大正から昭和にかけてのロマンを感じたい方、
外国に追いつき追い越せを頑張っていた日本の気持ちを
思い起こしたい方など、
十分楽しめる映画だと思いました。
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