【書評】エンジェルフライト 国際霊柩送還士 by 佐々 涼子

外国で事故・事件があると羽田空港で棺が飛行機から降ろされるシーンをテレビで観た人も多いだろう。

本書は外国で亡くなった日本人の遺体を受け入れ、適切な処置を施し、
遺族の元に届ける仕事を取材し一冊の本に仕上げている。

日本に届く遺体は、国によって遺体に対する考え方、体制、モラルの違いにより届き方にばらつきがある。

海外で亡くなったという事実に真っ正面から向き合えない遺族に
その遺体をきれいな形に修復し、遺族のもとに届けるという仕事。
仕事に取り組む人々は高いモラルにより厳しい条件にも関わらず真剣に仕事に取り組む。
そこにはプロとしての意識、遺族に対する配慮、遺体に対する尊厳を感じた。
事件事故の後なにげなくみていたシーンだが、その後このような仕事に取り組む人々の存在に気づかされた一冊でした。

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