なるほど、映画の見方って深いー風立ちぬ

前回、風立ちぬを観た後、感想を掲載しました。
その時のエントリーはこちら
http://hironakaji.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-6770.html
自分としては、夢を追って仕事に邁進する二郎。
その二郎に恋する健気な菜穂子 という見方であったが、
確かに映画を観る中で「う、うん?」と思うシーンがあった。
本書はそんな自分の中でのひっかかりを見事に文章で表現してくれただけでなく、
自分の気づかなかった事を教えてくれた。
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本書はKindle本のみ
但しKindleがなくてもiPodやiPhone、AndoroidでもKindleアプリを入れれば読めます。
本も99円と安価。
ただ、映画上映からこの短期間で読めるというは電子本ならではのスピード感であろう。
本書はアニメおたくでもある岡田斗司夫氏の視点での「風立ちぬ」の解説。
本書の帯にも書いてあるが、ネタバレになるので、詳しくは書かない。
私がハッと思った点だけ紹介する。
この映画は薄情者の恋愛の話である。
→たしかに思い当たることある。ストーリーの美しさにごまかされるが多々そんな場面あり。
菜穂子は健気だが狡猾。
→二郎は誰が好きだったのか? その気持ちを引き離す菜穂子の狡猾さ
映画を見ている時、私もあれっと思ったセリフがあるが、それを見事に指摘している。
二郎君は何が好きだったのか?
本書で指摘しているが、その二郎君の気持ちを表現するためにアニメの中では色々な表現が
使われている。私はそこには気がつかなかった。岡田さんの着眼点はすごいと思う。
それ以外にも
男女だけでなく、貧富をピラミッド社会的という表現。
登場する二人の外国人の存在。
二郎君の目をどう表現しているか?
その辺りが自分が気がつかなかったが、岡田氏は見事にストーリーを追うだけでは気がつかない
ポイントを指摘。
前回、「コクリコ坂から」を観た時も一回目はストーリーを追ってしまい気がつかなかった事が
二回目では気がついた事がいっぱいあります。
この本を読んだ後で、再度観てみたいと思いました。
これからこの映画を観る方、見終わったあとには本書を読むことをお勧めします。

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