尾張津島 天王祭 宵祭 〜 提灯を掲げた船が漕ぎでる幻想的な祭【名古屋旅行記②】

旅行記

愛知県は尾張津島で600年近く続いている天王祭
平成28年には「ユネスコ無形文化遺産」に登録された祭でもある。

古来は旧暦6月14日・15日に行われていたそうだが、昭和38年より7月第4土曜日が宵祭。
翌日が朝祭に改められたそうだ。

この祭は、室町時代から続いていると言われ、織田信長や豊臣秀吉も見ていたらしい。

今回この天王祭には宵祭、朝祭を二日続けて見ることができた。
では、まずは宵祭から紹介しよう。

 

花火大会もあり宵祭はすごい人出

我々が津島駅に到着した時のは20:30頃。
花火大会は19:30〜なのでそろそろ終わりの頃。
会場の天王川公園に行く途中で、花火大会は終わってしまった。

花火大会で帰る人もいるのだが、天王川公園に着くとすごい人
道路の半分は屋台も多く出ている。

屋台

川沿いの桟敷席・観覧席は予約販売なので、とっくに一杯。
無料で見ようとするとこの人混みの中で見るしかないようだ。

 

約500個の提灯を掲げた5艘のまきわら船

まきわら船は高さ約20m。
真ん中に柱が立っているが、これは真柱(まばしら)と言うらしい。
ここに13個の提灯を競い合ってあげた後、各提灯の点火が進められる。

我々が到着した時にはすでに提灯に火が灯っており、漕ぎ出すのを待つばかりの状態であった。

出発を待つ5艘のまきわら船

漕ぎ出すのは8:45頃。

一艘ずつゆっくりと漕ぎ出していく。

真ん中の家紋はどこになるのであろう。
上に乗る人は指示を出しているようだ。

まきわら船の拡大

私が見たのは、出発地点であった。
出発した船は丸池をぐるぐると回るようである。

出発地点から見ると周りの照明や水面に映る光が美しい。

提灯の光が水面に映り、船の提灯の光と合わさり幽玄な雰囲気である。

雰囲気も味わったのでこの日はこれにて退散。
この600年続くお祭りであるが、昔からこの大きさの船だったのだろうか?

昔は人も少なく、さらに幽玄な雰囲気であったと思われる。

さて、翌日は朝祭。
夜と異なりどんな雰囲気になるのか楽しみである。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました