日中韓 歴史大論争 ~ 読書会「3B」11月のテーマ本

学びと成長

私が参加している読書会3Bの11月定例会が先日開催されました。

会場は千代田区神保町のブックハウスカフェです。

この日は祝日だったのですが、いくつかのイベントも開催されており大混雑でした。

さて、この日のテーマ本は日中韓 歴史大論争

 

こちらの本は、ジャーナリストの櫻井よしこ氏と杏林大学名誉教授の田久保忠衛氏が
日中の問題については中国人の学者と、日韓の問題については、韓国のジャーナリストとの論争について書かれた本です。

取り上げたテーマは

日中で3テーマ

  1. 靖国参拝の何が悪いか?
  2. 拡大膨張の覇権国家はどちらか?
  3. 人権弾圧か、治安維持か?

日韓で1テーマ

  1. 竹島は絶対に我々の領土だ

そして、最後に2010年の日中韓ということで「尖閣漁船事件と日韓併合百年」と言うテーマで

櫻井氏、田久保氏の両名に筑波大学教授の古田博司氏が加わり、日本人3人で議論しています。

本書は2010年に書かれた本で、最初の論争は2005年、2回目は2006年ともう10年以上も前の論争です。
そして、本書が発行された2010年はちょうど尖閣諸島で中国の漁船が日本の領域内で海上保安庁の船に体当たりしてきたということがあった時期です。

そんな中での論争ですが、それぞれジャーナリスト、学者が自ら調べたことを自分の解釈で語っています。

当然ですが、日本人は日本人の視点での解釈、中国人は中国人の解釈、韓国人は韓国人の解釈で述べていますので、議論は平行線です。
まったく着地点は見えません。

ただ、本書を読んでわかるのは中国人や韓国人は取り上げられたテーマに関してこのように理解しているのだということです。

異なる国の方と話をするうえでは相手はこう考えるのだということを理解することは大事です。

そして、この議論は10年以上前のものですが、内容は今と言ってもおかしくありません。
そのような点からもこれらテーマに対する決着はないと思われます。

そういう事がわかった一冊でした。

今回の読書会は14名が参加。祝日にも関わらず大盛況でした。
ブックハウスカフェのこちらの部屋ですと人数的には限界に近いです。

ただ、こちらの会場を貸切にすると非常に話もしやすく、よい雰囲気で読書会も進みます。
来月は12月なので、忘年会も予約しました。飲食もできるそうです。

さて、読書会で盛り上がったあとは、2次会へ。
会場は神田駿河台の興隆です。


今回は14名と大人数でしたので丸テーブルを二つ使用。

いつものように特製の麻婆豆腐を注文。こちらは一般のお客さまにだすものより、山椒など加えてもらい、より本場に近い味でだしてもらっています。

海老もぷりぷりっと美味しいです。

餃子も1人2~3個いきわたるように注文。
50代から70台のいい年したおっさん達が餃子を食べたとか食べていないとかで争っているのも
読書会のあとの風景として面白いです。

さて、次回は忘年会。忘年会では各自が「今年の私の読み応え本 3冊」を紹介します。
楽しみです。

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