人生やらなくていいリスト by 四角大輔 ~ 自分らしい人生をおくりたいと思った時にヒントをもらえる【読書記録】

書評

現代社会を生きる上で、なんでもできないといけない、期待にこたえなきゃいけない、と生きている人は多いかと思います。

そんな毎日から日々が苦しいと思っている人にとって、そんなことしなくても人生うまくいくんだよと教えてくれる本があります。

本書の著者は、ニュージーランドに自宅を構え年間2/3は海外で過ごす四角大輔
元々は大手レコード会社(という言葉が今はあるのか?)勤務のサラリーマンです。
その四角氏が自分にとって理想の人生を実現するためには、多くのやらなくていいことがあるといいます。そんな四角氏の自分自身のエピソードを交えて語る、40個のやらなくていいリスト。

今回読んだ本はこちらになります。

では、紹介しましょう。

本書の構成

本書は以下の8章で構成されています。

第1章 表現
第2章 孤独
第3章 仲間
第4章 共創
第5章 仕事
第6章 信念
第7章 感性
第8章 挑戦

40個のやらないことを8章に分けており、各章には4~6個のやらなくていいことが書いてあります。

 

本書を通してのメッセージ

四角氏が本書で一貫していっている言葉が「人は誰でもアーティスト」。
この言葉は本書以外でも四角氏はよく言われています。
音楽プロデューサーの経験から感じた言葉です。

四角氏は芸術表現している人でなくても「自分の人生を生き、人生というキャンバスに、自分の意思で絵を描こうとしているひと」は誰でもアーティストだと言っています。
本書で言いたいのはこのことに集約され、その実現のため各章ごとにやらなくていいことを実例を交えて語っています。

 

四角大輔氏のこれまでの人生

 

四角氏は大阪で生まれ、小学校時代から野球にとりくみました。
高校時代はアメリカに留学しそこでも野球をしています。

大学を出てからは大手レコード会社に入社。最初の配属先は北海道で営業をすることになります。
3年のち本社に異動となり、プロデューサーの道に進むこことになるのです。

最初の会社に9年、2社目に5年半勤めたのちニュージーランドに移住するわけですが、
本書ではそれぞれの時代のエピソードを交えて自分らしい人生のためのポイントを語っています。

 

印象に残ったエピソード

小学校の野球時代。
日本一になろうとチームメイトと話しあって出した結論は「日本一練習したら日本一になれるのでは」。猛練習の末、ほんとうに日本一となった話。
その時四角氏は三番をまかせれ、個人練習として自宅で一時間素振りをしていたそうです。
天才型ではないと感じていた四角氏。そこでは、一日でもさぼると次の日はヒットを打てないというシンプルな法則をみつけました。また、天才型のチームメイトもいたが、色々な役割の人がいて、強いチームができるということを小学生時代に発見しています。

野球については留学したアメリカの高校時代のエピソードも紹介しています。
そこで入学した学校はあまり治安のよい地区ではありません。
まわりは中南米出身のチームメイトばかり。最初は言葉もろくに通じたなかったのですが、試合をかさねるたびに信頼を重ねていく話。

子供時代から日々の生活を通じて人生のシンプルな法則に気づく感性が素晴らしいと感じました。

レコード会社にはいってからは、自分のよいと感じるアーティストを推す四角氏の姿勢は決して評価されたものではありませんでした。
自分でも低評価だったと称する四角氏。
それでもその四角氏を応援する人がすこしづつ現れ、やがてヒットにつながっていくエピソードや演歌歌手とのドサまわりのエピソードなど、会社方針に逆らうわけではないが、基本的にやるべきことを徹底してすることの大切さ、一人を味方にすればいい、自分のできる事をする大切さなどを伝えています。

 

まとめ

 

四角氏は次のようなことを本書で語っています。

「自分らしく生きる人生」とは、「周りと比べてこうしたほうがいい」「いまはこっちのほうが重宝がられる」といった、「外部との比較」「や「市場リサーチの結果」みたいなことからは、絶対にうまれない

 

四角氏は人生を大好きなアウトドアの旅に例えており、次のようなことを言っています。

たとえ一歩の幅が狭く遅くても、いつか必ず目的地にたどりつく
歩く時の荷物は少ない方がいい。
人生という「ロングトレイル登山」で、ずっと下向きで歩いていては意味がない。

 

自分らしい人生を歩めていないと感じた時に、本書を読んで立ち止まってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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