先日、元NHKでキャスターを勤め、今もTOKYO FMでアンミカさんとと共に
AHN MIKA’S RADIO FICAという朝の番組に出演されている
牛窪万里子さんのトークショーに参加してきました。
会場はブックハウスカフェ
ビジネス書作家の大杉潤さんプロデュースによるイベントです。
このイベントですが、大杉潤さんプロデュースの「人生100年時代の働き方」というテーマでほぼ毎月開催されているイベントになります。
このイベントの1回目のゲストが牛窪万里子さんでした。今回は2回目の出演になります。
1回目のイベントについてはこちらの記事で紹介しています。
前回のイベントは牛窪さんの本業である声の出し方でしたが、
今回は、牛窪さんが学ばれたジェロントロジーについてがテーマです。
ジェロントロジーとは「老齢学」「加齢学」などと訳されアメリカでは研究もかなり進んでおり、日本では東大が初めて取り組んだそうです。
トークショーは3部構成
- 大杉さんとの対談
- 牛窪さんからのジェロントロジーミニセミナー
- セミナーを振り返って対談と質疑応答
19時の定刻での開始となりました。では、紹介しましょう。
牛窪さんの小さい頃の話となぜジェロントロジーを学ぼうとしたか?
冒頭はブックハウスカフェ オーナーの今本さんからのご挨拶です。
なぜブックハウスカフェを始められ、このようなイベントスペースを提供しているかとの話がありました。
そして、いよいよ対談の始まりです。
大杉潤さんのこのトークショーでは最初に必ず子供の頃からの話から入ります。
今回の牛窪さんの子供時代から大学までのエピソードとしては、
- 牛窪さんは子供のころアリの巣を掘って、女王アリを見つけるのが趣味だった
- 音楽はピンクレディーや松田聖子が好きだった
- ピアノは大学まで習っていて、大学ではテニスサークルに入っていた などなど。
その後、サントリーからNHKキャスターになった経緯をお話されました。
そして今、ご自身が経営されている(株)メリディアンプロモーションについてのお話です。
なんと、元々牛窪さんの御父上が経営されていた会社を元に別事業で立ち上げなおされたそうです。
もちろん業態は異なりますが、まったくゼロから作るよりはあるものを作り直した方がよいとの判断だったそうです。
会社を経営し自らもキャスターとして活躍する忙しい中、なぜジェロントロジーを学んだのか?
ひとつは南カリフォルニア大学というアメリカの大学の講座にもかかわらず、
インターネットで好きな時間に日本語で受講できるということがあったそうです。
授業はインターネットで好きな時受けられるのですが、単元ごとにテストがあり、100点取らないと次の過程はみられないそう。また、すべての単元は60単元もあるので結構な時間を使いますね。
もちろん元々この分野に興味があったということもあったそうです。
牛窪万里子さんからのジェロントロジー紹介
次のプログラムは牛窪万里子さんから実際に学んだ、ジェロントロジーの紹介です。
最初に2050年に日本の人口で65歳以上が占める割合は?という投げかけがありました。
なんと40%だそうです。すごい高齢化社会ですよね。
牛窪さんからは今日来場されている方の半分はこの時いるかな? とさりげなく言われました。
あと、30年後ですから人生100年時代ですからいるでしょと思わず突っ込みたくなります。
高齢化のイメージとしては「役に立たない存在」「優しいが能力は低い」という固定概念があるとのことですが、その後には実際に高齢になっても活躍されているお二人を紹介されました。
ひとりは、87歳で現役のモデルをされている方です。
すごいきれいな方ですね~。
維持するのもすごいし、その続ける意思が素晴らしいと感じました。
お二人目は通販生活の表紙などでも有名になったこちらの方です。
そう、自撮りのキミちゃんです。
なんと72歳で写真講座を受講したのがきっかけで写真をはじめパソコンも勉強され様々な加工を施した写真をInstagramにアップされている方です。
この後は想像力は一生において3段階変化する。想像力は老いることはないので、一生磨いていけるとのお話がありました。
このジェロントロジーの学問としての必要性ですが、
今後、高齢社会になる中で、高齢者の生活の質を高める商品の開発やマーケティングなどをする上で高齢者についての理解が必要になってくるとのことだそうです。
再び対談そして懇親会
牛窪万里子さんのミニセミナーの後は再び大杉さんとの対談です。
質疑応答もあり、だんだん和んだ雰囲気となってきました。
牛窪万里子さんの今後の活動としては、今コミュニケーションが課題なので、その課題に対して執筆をされているそうです。
私もコミュニケーションについて質問させていただきましたが、今は上の世代から若い世代とコミュニケーションをとる際に「こうしたらいいよ」とか「こうすべき」とか言ってはいけないそうです。
ヒントを与え相手に気づかせるコミュニケーションが必要だとのことです。
牛窪さんはメソッドを確立し、特許も申請中とのことですので、出版が楽しみです。
また、将来は高齢者がスイーツを食べながら語り合えるサロンも作りたいとの夢を語っていただきました。
また、今回はこのジェロントロジー講座の日本語版を提供されている山野学苑の飯田理事も参加されており、牛窪さんの突然の指名により講座の紹介をされました。
終了後は懇親会
トークショーは2階でしたが、懇親会は1階のブックハウスカフェのラウンジにて行われました。
乾杯の後は参加者同志による懇親です。
牛窪さんや大杉さんの本への即売やサイン会も行われました。
それにしても牛窪万里子さん、素敵な衣装と常に絶やさない笑顔でした。
今回のトークショーをプロデュースされ、進行をつとめた大杉潤さんも
モテモテで引っ張りだこでした。
今回はジェロントロジーという学問で想像力は衰えない、年を重ねても頑張っている人がいるという点も勉強になりました。
それよりも牛窪万里子さんがたいへん柔らかい雰囲気なのですが、立ち上げた会社を経営され、次の事業にむかって強い意志をもって進まれていることにより刺激をうけたトークショーでした。
今回お話された牛窪万里子さんの著書はこちらです。
今回のトークショーをプロデュースされた大杉潤さんも会社を辞め独立されて3年目になりますが、2冊の本を出版され、独立当初のコンサルティング事業よりも最近は研修などで声がかかることが多くなったとのことです。今回はあまりお話する時間はありませんでしたが、大杉さんのお話も今後お聞きできればと感じました。
その大杉潤さんの著書はこちらです。
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