中継されなかったバグダッド by 山本 美香 ~ シリアで殺害されたライターのルポ

先日シリアで殺害された山本さんの著書です。
イラク戦争を内部から取材。攻撃を受ける側にはいってのルポは生々しく
これが戦争の実体かと感じます。
イラク戦争
入国するのも大変でそのための苦労話しから、バクダッドで取材するためには、政府側に
毎日多額のお金を払わなければいけなかったり、
衛星電話もつかえるず、日本に映像を飛ばすのにも苦労した戦場ならではエピソードを
伝えながらも、戦争の事実とそこからの悲惨さを描く。
アメリカはピンポイントで政府施設や軍事施設のみを空爆したとの報道であったが、
実際の誤爆率は15%あったという。
1000発のミサイルを打つと150発は民間施設へ落ちることになる。そして、そこには人が生活している。
取材にいくと現地の人は家族が殺されていない人はここにはいないという。
戦争をしかけたアメリカは従軍記者しかプレスとして認めていない。
バグダッド進行時には従軍で無い報道関係者が集まるホテルも
米軍に砲撃され、そしてロイターの記者は亡くなる。
砲撃された部屋は山本さんの隣の部屋。

ひょっとしたら殺されたのは自分だったかもしれないと山本さんは書いている。
今回のシリアの殺害もそうだったのか。
山本さんが狙われたのではなく、たまたま記者を狙い、それが山本さんだったのか?
報道されている戦争と中からみた戦争。
これを読むと戦争は本当に悲惨であることがわかる。
そして、現地の人からみると日本はなんでアメリカに追従するのかとの問いにちゃんと答えられない山本さん。
イギリス人記者もそうだったらしい。
戦争を仕掛けたアメリカになぜ追従するのか?
現地で聞かれたらきっと答えられないであろう。
戦争の内部からの悲惨さを伝えようとしていた山本さんの著書。
シリアについても真実を伝えて欲しかったと思う。

 

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