異業種交流会 3B
私が所属する「3B」は読書を中心に月1回集まる異業種交流会。
3月までは私が代表だったのだが、4月からは福岡に転勤したため、
代表を降り、参加もできなくなってしまった。
3Bの年末恒例は各自の今年の読み応え本 3冊の発表
3Bの会合は毎月第四木曜日であるが、忘年会は12月第1週の金曜日
この日は普段よりいいものを食べ、一年の活動について語りあう。
しかし、すぐに飲み食いするわけではなく、最初は各自の今年1年の読み応え本を3冊紹介する。
忘年会に参加できない私は、メールのみで3冊を連絡
そんな3冊を紹介する。
今年読んだ本は73冊
ここ数年、100冊は読んでいたのでペースが悪い。
やはり転勤や単身赴任などの環境の変化が影響しているのか。あと、これまで私の読書時間は通勤時間の往復が中心
福岡に転勤となり、電車に乗っている時間が約10分強。読書するには中途半端な時間となり、大幅に読む量が減ってしまったといえる。
読む本はビジネス書であったり、社会への評論や解説書の類い、文芸書などあるので、各ジャンルから一冊づつ選ぶことにした。
ビジネス書の部
今年読んだビジネス書は27冊。特徴的だったのはクラウド環境やはやりのノマドライフに関するものが多かったことか。
そんな中選んだのは
「IT断食のすすめ」 遠藤 功/山本 孝昭 共著 日経プレミアシリーズ
ITを活用する本を多く読んだ中、本書はITにおぼれて本来のアナログな仕事の仕方を取り戻す方法を解説する一冊。
仕事をしているつもりでも実際には成果があがっていない。そんな事に陥った時、本質的に仕事において何が大事なのかを気がつかされてくれる1冊でした。
社会部門の部
この分野は12冊。月に1冊というところです。日本経済や政治に対する危機感を説明する本を多く読みました。
こちらで選んだのは
中継されなかったバグダッド 山本 美香 著 小学館
今年、取材中にシリアで殺された山本さん。
著書はやや古いですが、ブッシュ大統領時代、アメリカがイラクを攻撃した際にバグダッドでの取材の様子のルポです。
一歩間違えると死んでしまう環境。アメリカ軍の誤爆の事実。
ピリピリとした取材環境の中での不合理さというものが伝わってきます。
こちらは以前の記事でも紹介しています。
文芸書の部
こちらのジャンルからは18冊読みました。自分として良かったのはこの前ブログに書いた「1Q84」
それ以外にも三上 延 氏の「ビブリア古書堂の事件手帖」も古本屋というシチュエーション。そこの美人店主が話を聞くだけで見事な推理をするというのも面白かった。
そんな中選んだのは
三匹のおっさん 有川 浩 著 文春文庫
60歳のおっさん3人.自分たちは若く見られたいと思っている。仲間の一人が経営する居酒屋で集うたいくつな毎日。
地域限定の正義の味方を生きがいとして活動をはじめ、様々な事件を解決しながら孫との関係もよくなっていく。
今年読んだ中でもっとも痛快な小説ということで選びました。
番外編
ニッポンの単身赴任 重松 清 著 講談社文庫
1月の終わりに読んだ本
重松清が単身赴任者へのインタビューします。
この本を読んだ時はまさか自分が単身赴任することになるとは思ってませんでした。そんな偶然に番外編として選出。
今回、3Bメンバーが選んだ本はまだ聞いてません。
あとで教えてもらいますが、各自が選んだ視点や選んだ本を聞くのは大変刺激になります。来年もどんな本を選ぶことになるのか。楽しみです。
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