アラカンとはアラウンド還暦の略。
つまり60歳前後の高齢者対象のイベントである。
私は60にはまだ手は届いてないが、入場無料だし講演も聞きたかったので行って見ることにした。
イベントは第2回とあるので、2回目なのであろう。
会期は2日間で会場は福岡国際会議場。
2F、3Fメインホール、4Fとそこそこの規模である。
初日のメインは石田純一の講演。
こちらは先着1,000名となっている。
私は2日目の藁谷 浩介氏の講演に行くことにした。
藁谷氏は2014年新書大賞1位に選ばれた「里山資本主義」の著者である。
講演のかなり多くの時間は福岡、東京、中国を例にとり、年代別人口構成の変化、
2010年から2020年の10年間で、各都市、国において人口がどのようになるか予測しているか?
ということを解説。
福岡を例にとると、
2010年から2020年で 4.7万人増加の予測。
その内訳としては、
0〜14歳は 19万人が−0.7万人 −4%
15〜64歳は 101万人が −5.7万人 −6%
ここまでは年金を払う世代。この世代は10年間で減るとの予測。
一方65歳以上は26万人が+11万人 +43%の予測である。
年代別人口構成のグラフを20年単位くらいからで動かして見せてくれたが、
昔は右肩下がりだったのが、将来は右肩上がりに。
戦前は還暦まで生きる人は生まれた人数の1/4だったが、今は多くの人が還暦を迎えるとのこと。
途中まではこのような年齢構成の変化の話っだったが、時間がなくなったので、
最後の方は著者にもある、ペレットストーブやジャム作りの話であった。
展示会場はパンフレットとノベルティの嵐
展示会場に入るとどんどんノベルティ入りのパンフレットを渡される。
あっという間に手元がいっぱい。
カテゴリーは大きく分けると「観光」「健康」「介護&墓」「住宅」といったところ。
観光では、大河ドラマ「花燃ゆ」ということで山口県は防府
こちらではアンケートに答えて、はも雑炊を試食しました。
そして大分の臼杵
旅行代理店からは日本旅行。
ノベルティ入りパンフレットの大盤振る舞い。
2回通ったら2回もらってしまいました。
健康では資生堂が化粧品のアピールがすごい。
女性達はメイクしてもらったりしてましたが、私はコラーゲンドリンクをもらったのみでした。
もちろん介護施設のパンフレットもいくつかもらいましたが、
自分の親も入っていないのに、ちょっと抵抗がありますね。
一方ヤマハの音楽教室などは年取ってからできる趣味としていいですね。
模範演奏などもありました。
会場の飲食も魅力的
会場には屋台もでており、そば屋、シュウマイや肉まんなどの中華、ジビエカレーなどなど。
ジビエカレーは最後まで悩みましたが、私の選んだのはこれ
きりたんぽ鍋です。
きりたんぽの他、比内鶏、ネギ、セリなどはいっており、美味しい鍋でした。
ちなみに税込¥500。他の食べ物も大体同じ値段でした。
テーブルについて食べながら見える風景はこんな感じです。
恋活・再婚相談コーナーや銀行による相続相談なども出展。
出展者からみると定年後の年金狙いというイベントでしたが、
将来を考える上で参考にもなるイベントです。
ただ、参加者はアラカンよりだいぶ上だったように思えました。
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