私の前の勤め先では企業型確定拠出年金の制度がありました。
確定拠出年金については、当然のことですが退職日の翌日付けで資格消失となります。
ここまで積み立てた資産を受け取るには、資格消失後6か月以内に移管の手続きをとる必要があります。
その手続きは、退職後に
- 会社員になる
- 自営業者になる
- 公務員になる
- 専業主婦になる
のどの立場になるかによって手続き方法は異なるのです。
私の場合は、退職後6か月以内に仕事が決まらなかったのでどれにも当てはまらず、結局期限ぎりぎりに個人型確定拠出年金(通称iDeco)に移管することにしました。
手続きは無事に間に合い、翌月には運用する証券会社からも通知が届きました。
そして、その後には仕事が決まり就職することになります。
もちろん新しい就職先には企業型確定拠出年金制度はありませんでした。
まあ、移管手続きも完了し、新しい仕事も決まり確定拠出年金については特に意識せずに過ごしていた訳ですが、そんなある日 国民年金基金連合会から一通の封書が届きます。
さて何事かとみていると、なんと個人型年金の記録について不整合が生じたとのこと
理由として:個人型年金へ申請した被保険者種別が相違しているため
と書いてあります。
調べてみると
iDecoに移管した時点では無職だったため、第1号被保険者だったのですが、その後に就職したため、第2号被保険者に変わったためだということがわかりました。
さて、対処方法です。
まずはiDecoに加入した会社のサイトにアクセスして、必要書類を取り寄せます。
こちらは単にダウンロードではなく、住所氏名のほか基礎年金番号も入力の必要がありました。
数日待つと書類が届きます。
保険者区分の変更とはいっても色々なパターンがあるので、複数の書類が届きます。
その中で私が提出したのがこちら
加入者被保険者種別変更届です。
それともうひとつ必要なものが。
こちらの事業主の証明書です。
こちらの書類はA3サイズで左側はこのような内容で、右側は次のような内容です。
つまり、雇った事業者側が本人は60歳以下か?
会社には企業型確定拠出年金がないかをチェックするのと、その条件により毎月の拠出限度額が決まるというものです。
あとは、これらの書類に本人確認書類を添付して提出です。
せっかく、iDecoに移管したのにブランク期間がでてしまいました。
同じような条件で転職する方。こんなことも注意しなければなりません。
なお、アイキャッチ画像は書類をポストに入れ終わった後の近所の神社からの風景です。
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