九州にいる間に登ってみたいと思っていた山。それが「由布岳」
今回は、由布岳登山に向けて由布院に宿泊、朝から登山しようと計画を立てた。
しかし、由布院は九州の中でも高級旅館が多い温泉街。ビジネスホテルなども皆無である。
ひとりで気軽に泊まるのには、敷居が高すぎる宿ばかりなのである。そこで選んだのがユースホステル。
ユースというと夜のミーティングや掃除や食器洗いなど面倒くさいなーと思っていたが、泊まってみると今のユースはそんなことはなかった。では、紹介しよう。
今回宿泊した「湯布院カントリーロードユースホステル」の紹介
湯布院カントリーロードユースホステルは湯布院の街中ではなく、ちょっと離れた場所にある。
由布院駅前からバスでも行けるようだが、本数が少ないのでタクシーで向かうことにした。
タクシーに乗車すると、今日ユースに行くお客さんは3人目と言われる。前の2組は韓国人だったそうで、私が乗車すると「日本語通じてよかったー」とのこと。そんな、外国人ばかりの宿なのかとやや不安になる。
由布院駅からユースホステルまでの料金は¥960。さあ、着いたぞ!
なかなか、よい雰囲気。
元々旅館だった建物を改装したそうで、正面玄関も横にがらがらっと引いて開けてはいるのである。
玄関からをいると左手にフロントらしきカウンターがあるが、もちろん人がいない。
夕食の準備中であろう。チャイムを鳴らすとすぐに出てきてくれた。
フロントの反対側にはおみやげなども一応販売している。
小物やTシャツ、ユースホステルのオリジナルタオル¥100もあった。
宿泊部屋のご紹介
部屋は203号室と案内される。今回選んだのは一番安い「相部屋ドミトリー」。2段ベッドの個室や2名や3名での貸切和室もあるようだ。
チェックインするとシーツと枕カバーを渡さる。部屋では空いているベッドの好きな場所を選べばよいそうだ。
さて、2Fにあがってみよう。
狭い廊下があり、左右に部屋がある。正面には洗面所。奥の右手がトイレだ。
トイレはもちろん男女別。男子トイレは小用と個室があり、個室はウォシュレットだった。さすがにトイレの写真は撮っていない。
さて、部屋に入ると2段ベッドが二つ。まだ誰もいないぞ。
私はこの反対側の下段ベッドを選択。
なんか入社した時の研修所と変わらないような部屋だ。
ベッドの枕横には物をおけるスペースもあるのだが、これが結構広い。荷物を出して、着替えなど全部置いてしまった。
コンセントもあるので、携帯の充電もできる。
奥にはフリースペースの和室もある。4人で来たらこちらでくつろぐのもいいね。荷物置き場としても使える。
それぞれのベッド横にみえる木の箱みたいなものは、鍵つきの物入れだ。貴重品はこちらに入れればよい。
共有スペースのご紹介
1Fの食堂兼談話室
談話室ではゆるーく静かに音楽が流れている。ゆったりとしたジャズやフュージョン。あったり落ち着く感じだ。
窓側にはソファーがあるスペース。こちらで座って外の景色を眺めるのも良い。
おそらくこの窓からは由布院の夜景が見えるはず。
しかし、この日は曇りから雨模様となり、街の光らしきものは見えたのだが、もやっとした感じで残念であった。
談話室にはこのような飲み物のカウンターもある。
こちらのカウンターから各自勝手に飲みたいものを飲める。コーヒー、紅茶、日本茶があった。
冷蔵庫にはくみ上げた井戸水が冷やされており、こちらの水も美味しかった。
なお、アルコール類はこの部屋を出たところに冷蔵庫があり、自分でコインをいれて取り出す仕組み。
エビスビール、スーパードライは¥300、端麗やサワー、日本酒が¥200であった。
お風呂は地下。源泉かけ流し
誰もはいっていなかったので写真を撮らせてもらったが、3人くらいが限度の広さ。
こちらでお風呂に使っていると、上の談話室と同じ音楽が流れており、ゆったりとした気分でお風呂に入れる。
翌朝オーナーと一緒だったので、聞いてみると源泉かけ流しというのは、元々地下で90度くらいの源泉がくみ上げてくる段階で70度くらいになり、その源泉をいっぱい出すと熱いままだが、ちょろちょろと出すことで温度が下がるので、ちょうど良い温度になるように出し方を調整するそうだ。なので、地下にある成分そのまま。
こちらの温泉は「炭酸水素塩泉」。今回は3回ほど入ったが、さすがに3回はいると肌の感じが違うのを感じた。
美味しかった食事
夕食の紹介
晩御飯は7:20から。ユースホステルだから自分で配膳ということもなく、各テーブルにちゃんと配膳はしてくれ準備が整うと館内放送でアナウンス。
さて、今回はチキンのトマトソース煮がメイン。サラダなどもあるが野菜は奥様の実家で採れたものだそうだ。
左手のピザっぽいのはご飯で生地を作ったピザなのでボリューム満点。
それと、こちらはご飯が美味しい! 普段夜にご飯をあまり食べない私だが、今回はおかわりをしてしまったほど。
さらに最後にはデザートも。
ヨーグルトにイチジクのソース。それにりんごのコンポートがのっていた。いやー、すっかり満足です。
それにしても夕食をこちらで採ったのは私のほかこちらに何度も来ている一人旅の女性。
それと由布岳登山にきた4人組みの私より年配の女性の6名であった。
宿泊代を安くするためか、持ち込みの食べもので済ませている方も多いようだ。
なお、食後はお盆に食べ終わった食器をのせて、キッチンのカウンターまで運ぶことはしなくてなならない。
夕食後のイベント
夕食後は和太鼓の実演。こちらのオーナーの息子さんである。
4月から和太鼓を始めたばかりなので、まだ1曲しかできないそうだが、これが見事であった。
所属するチームは、高校生まで出るジュニア大会でなんと大分県2位となり、今度九州大会に出場するそうだ。
朝食のご紹介
朝食はたまご料理をメインとお吸い物やサラダなど。
きのこのお吸い物が美味しかったなー。
ご飯もまたまたおかわりしそうになったが、朝から食べ過ぎると大変なので一膳におさえることにした。
まとめ
夜の談話室は照明も明るくなく、ゆったりとした音楽で大変くつろげる空間であった。
また、今回4人部屋のドミトリーだったのだが、結局ドミトリー泊の来客はなく、私一人で部屋を占有することになったので自分のペースで過ごせたのもよかったかもしれない。
今回は金曜日宿泊だったので、相部屋ドミトリーで1泊2食付きで¥5,200(税込み)。
素泊まりであれば、¥3,300という安さである。
友達どうしや夫婦、カップルで行く場合は2段ベッド2名貸切の場合は¥5,400。和室2名貸切でも¥5,900とリーズナブル。
チェックアウトの時はオーナー夫妻からギターと歌とでお見送り。このあたりはユースホステルらしい。
歌はもちろんユースホステルの名前にもある「カントリーロード」
いやー、よい歌声でした。
そして、この日は朝から雨。しかも由布岳はガスで見えない。こんな日に登山すると何も見えないなか歩くことになるので、登山は断念することにした。
次回、天気の良い日に再度登山は挑戦したい。その時はまたここに泊まろうと思う。
湯布院カントリーロードユースホステル
公式サイト | http://countryroadyh.com/ |
住所 | 大分県由布市湯布院町川上441-29 |
電話番号 | 0977-84-3734 |
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