28歳の時自己破産寸前まで追い込まれ、その後わずか2年で借金を返済しお金に不自由しない生活を実現している田口智隆さんが定年前の世代に向けた本を出版しました。
田口さんのお話は私も昨年セミナーに参加し大変参考になりました。
そんな、田口さんが今回出されたのが、こちらの本です。
本書での最初の投げかけは「今勤めている会社に70歳まで痛いと思うか?」ということです。
田口氏はこの問に対する回答として「人に雇用されるのか、自分自身の仕事をするのか」で変わってくると述べられています。
「人生100年時代」と言われ始めた今。
田口氏は本書で年金制度は続くが支給額は減っていくと指摘してており、
定年前の世代の方にむかって「自分だけのビジネス」を立ち上げ楽しい人生を送るということを本書で進薦めています。
つづいて「定年起業の賢いやり方」について紹介しています。
その例として、
- 現役時代から副業に取り組み肩慣らしをする
- 借り入れはゼロで
- 社会のインフラをうまく利用し、インフラにお金をかけない
- ビジネスは一人でやる
と言ったことをあげられており、なぜかということを教えてくれます。
第3章は、それぞれの人にぴったり合った仕事の見つけ方です。
ここでは「営業系」「手作り系」「スキル系」「コーディネーター系」など人に会った起業の仕方を紹介しています。
つづいてはコミュニティの作り方、そして成功のポイントと続いていきます。
成功のポイントでは、起業したことのない方にとって重要なポイントについてシンプルな言葉で伝えています。
それは集客の始め方やどこで差別化すると言ったことです。
本書の最後で、はサラリーマン時代から独立の準備をし、57歳で独立起業された大杉潤さんの事例を紹介しています。
大杉潤さんは、私が福岡単身赴任時代にセミナーで知り合った方です。
57歳で独立し、すでに60歳となりましたが精力的に活動され、本も3冊出版し起業を成功された方です。
昨年は本書の著者の田口さんとコラボセミナーも開催され、私も参加しました。
本書では、企業コンサルからスタートし軸足を研修講師に移していった話、ブログやSNSの活用法、奥さんをどう味方につけたかなど、定年前後起業を考える人にとって知りたいポイントが書かれています。
私にとっては、独立前夜時代にどんな事を考え、どんな準備をしていたかということが大変参考になりました。
まとめ
本書は、短くわかりやすい文書でかかれていますが、定年前後起業にとって大事なポイントが書かれています。
定年後、働きたいが再雇用はちょっとと思う方などにはお勧めの一冊です。
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